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【読書感想文】『はじまりの数学』野崎昭弘

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読ませていただきました本はこちらでございます。

はじまりの数学

数学のことは知れば知るほど、どうして大学時代に数学を専攻しなかったのかと悔やんでしまいます。

我が母校に数学科があったのかどうか全然覚えてませんが。

ボクが結局工学部を選んだのは、この学部を出ておくほうが後で潰しが利くんじゃないかという、邪な思いがあったからです。

本当は機械のことも物理のこともあんまり好きじゃありませんでした。

プロミュージシャンになりたかったくせに、もしダメだった時のためにと保険をかけてしまったのが、4年間ボクを苦しめることになろうとは思いもしませんでした。

若かったな〜。

現在、大学で勉強したことには全く関係ないことを仕事にしていることを考えれば、もう少し自分の好きなことを若い時に選べば良かったな〜と思います。

好きなことしかするもんかと思ってロックバンドをしていたのに、好き嫌いとは別の考えを知らず知らずに発動させていたことを悔やみます。

そして、そんな奴の作る音楽だったから多くの人の心には届かなかったのかもしれません。

好きなことなら勉強はつらくない

基礎から数学を知りたいと思っていたところでこの本と遭遇しました。

公文式をやっていた頃の、楽しんで勉強していた頃の気持ちに戻りたいと思います。

勉強することそのものがツラいんじゃなくて、興味のないことを勉強するのがツラいということにやっと気がついたんです。

正直に言いますと入門書であるにかかわらず、ここに書かれてあることの全てをキチンと理解できたということは決してありません。

いくつかの数式はすっ飛ばしてしまいました。

それでもやっぱり何だか楽しいのです。

難しくて読むのが嫌になるということは今まで何度もありましたが、難しいから読むのが楽しいという感覚になったのはこれが初めてかもしれません。

「一般」に飲まれた若き日の自分

男の子だから、機械をいじったりするのが好きになるもんだとか、パソコンでプログラムを組んだりするのにワクワクするもんだとか、化学薬品を使って実験するのが楽しくなるもんだと、ずっと自分に言い聞かせてた気がします。

一般的には男子とはそういうもんだと言われていた気がして、ボクも疑いませんでした。

実際、理系と呼ばれる学部は大半が男子で、みんな機械いじりやパソコンが好きな人達でした。

でも、ボクは違いました。

ボクは数式を眺めて問題を解いたり、証明したり、計算したり、そういうことが好きなのでした。

紙と鉛筆だけで広がる世界が好きだったのです。

どれだけ勉強する機会があろうとも、結局物理も化学も好きになれない自分を51にしてやっと認めることが出来ました。

この本のお陰です。

このところ、中学生の数学のドリルを趣味としてやってました。

これが楽しいんですよ。

数学が嫌いな人からしたら気持ち悪いでしょう。

自分に嘘をつくのはやめようと思っていたのに、一般的な男子の型にはめることで長らく自分に嘘をついていたようです。

そもそも嘘を付いているからこそ、自分に嘘をつくのは止めようと思ったはずですから、当然といえば当然ですかね。

この調子で本当のありのままの自分にいつか巡り逢えるといいな〜。

それではまた。

ありがとう!

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