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【読書感想文】 『なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか』 若松義人

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回読んだ本はこちらでございます。

なぜトヨタは人を育てるのがうまいのか

そもそもトヨタさんが人を育てるのがうまいかどうかを全然知りませんし、何を持ってうまいとするのかもよくわからないまま、読み始めました。

どうしてうまいのかの質問には結局答えてないような気がしましたが、トヨタ流の仕事のやり方とか考え方とかはヒジョ〜に素晴らしいものでした。

そんな素晴らしい会社であるはずのトヨタですが、

トヨタ、お前もか 「不正撲滅は無理」と主張する豊田章男会長、支持率激減で試される覚悟

しっかりやらかしているので、うまく不正を隠し続ける会社が大きくなるものなのかなと思ったりしています。

会社はともかく社員の皆さんは能力が高いんでしょうね。

管理職の方には読んで欲しい

自分の仕事にも取り入れると成果が期待できそうに思いました。

ただ、育てることに関する本ですから、どういう上司が理想であるかや、管理職、経営者はどうあるべきかについてがほとんどです。

ボクは経営者ではないし、管理職でもありません。

なので、すぐに参考になるようなことはあまりないような気が最初はしました。

しかし、トヨタマンはこうやって仕事しますというようなことも随所に出てきますので、仕事に対する考え方も学べまして、育てられる側の方が読んでも大変にタメになる本じゃないかと思いました。

若者にも読んでほしいけど・・・

これから育てられる側である若い人が、これを読んで希望を持って仕事するようになったとしても、こういう考え方があることを知らない、この本の中でダメな例として上がるような人が上司だったら、すぐに心が折られてしまいそうです。

世を偲ぶ仮の姿で勤めている中小企業でも、優秀でやる気に満ちた若者が毎年のように上司に心を折られて辞めていき、長い目で見た時に会社に大きな損失を与えています。

ボクの直属の上司もこの本に出てくるダメ上司の典型のような人で、何人もの優秀な若者にダメ社員の烙印を押してます。

トヨタと世を偲ぶ仮の姿のボクが勤める中小企業の違いは、新人の育成がしっかりしてるかどうかな気がしてきます。

この本の著者さんも、トヨタの素晴らしい人材育成システムを世に知らしめて、少しでも素晴らしい会社や素晴らしい人材をあっちこっちで作って欲しいと願っておられることと思います。

しかしながら、現在管理職の人が心を入れ替えない限りはそうは行かないし、ダメ上司に育てられた今の若者がそのまま管理職になってしまえば、優秀な人材の芽を積み続ける循環が続くのです。

トヨタと世を偲ぶ仮の姿のボクが勤める中小企業の差は開くばかり。

ボクが定年を迎える8年後まで会社が存続しているかどうか心配になってきます。

これを読む管理職の方は大丈夫

さて現在管理職の方がこのような本を果たして読むのでしょうか。

管理職になりたての方ならば手に取るでしょうが、管理職を長年やっておられる方の中には自分の管理に自負があるでしょうから、今更天下のトヨタの考え方なんて受け入れられそうにないので読まないのではないでしょうか。

それでも読む方はきっと部下との関係性や指導方法について悩んでおられる方だと思うので、そういう管理職の方やもしくは経営者にはダメ上司はいないでしょう。

優れた上司とダメ上司の2極化がさらに進むことになってしまいそうな気がします。

自分は立派な上司であると信じて疑わないダメな上司の方が、こういう本を読んで改心するには、きっとこのタイトルじゃダメな気がします。

でも、トヨタって名前があるからスゴいと思える部分もあるし、難しいところですね。

スルスルっと読めますし、一つ一つの話題が短めなんで、スキマ時間に読むにも適しております。

これから管理職になられる方は読んだほうが良いんじゃないでしょうかね。

いい本でした。

それではまた。

ありがとう!

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