元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただいた本はこちらでございます。
なぜグリーン車にはハゲが多いのか
わずかですが、グリーン車に乗ったことがありますが、そんなにハゲてる人多かったかな?という印象です。
が、ハゲてる人が多いことが前提になっているタイトルがついてる本が売られているということは、やっぱりハゲてる人が多いのかも知れませんね。
ハゲないとグリーン車に乗れないということならば、ボクはこれからずっと指定席で良いです。
ハゲ=優秀
タイトルがバカバカしくて興味が湧いてきて読んでみましたが、内容は実に薄かったです。
タイトルに対する答えは割と早めに提示されておりますので、タイトルが気になって読もうと思った人はすぐに読むのを止めることが出来ます。
ハゲている人というのは人類の進化系なんだそうで、進化というと大げさになってしまうかもしれないけれど、言うなれば優秀な遺伝子を持っている人なんだそうです。
優秀な人というのは社会的地位が高かったり、収入が多かったりと、仕事が出来る人ということになり、そういう人は新幹線はグリーン車に乗るというようなことで、グリーン車にはハゲが多いということです。
確かに、ハゲてる原始人を見たことないですから、進化ゆえにハゲたということも言えなくもないかと思えました。
ただし、加齢とともに男性の頭髪というのは薄くなってくるもので、誰しも程度の差はあれどハゲに向かって走って行っています。
社会的に地位がある程度高くなるにはそれなりの年数が必要ですから、そりゃハゲてる人が多いだろうさとも思います。
加齢によることはとりあえず置いといて、ハゲの人は優秀であるということを繰り返し繰り返し主張されております。
いちいち薄い根拠
いかにハゲてる人が優秀かということで、ハゲていて、歴史に名を残すようなことを為した方をピックアップしたり、脳科学的にはどうしただの、身体的にも筋肉が多いので能力が高いだの、あらゆるデータを出しては来ます。
だけど、イマイチ信ぴょう性に乏しいと思えてしまうものばかりで、これじゃハゲてる人を慰めるどころか、ハゲをただただイジってるだけの本と思われても仕方がないんじゃないかと思いました。
せめて成功しているとはどういう状態なのかを示し、その成功している人の中でハゲてる人とハゲてない人の数を比較をしないと全然話になりません。
またグリーン車を眺めてみればハゲが多いとその時、たまたまかも知れないということすら、考慮入れてないというのがキツいです。
さらには、ハゲとハゲてないの境界線についての説明もなかったのもモヤモヤします。
通常いきなりゴソッとは抜けないわけですから、段階を踏んでハゲていくものです。
どの段階を、ここで優秀だとする「ハゲ」に認定するのか、その辺についてハッキリしてないのはズルいです。
ハゲを笑う本
散々ハゲてる人が優秀な人類と言いながら、どうやってハゲを克服すべきか、ハゲを予防するにはこんな方法があるとか、そういうことにもたくさん触れておられます。
優秀さと引き換えに髪が抜けてるんだとしたら、抜け毛を抑えるようなマネは優秀さの証を無かったことにすることになりませんか?と思いました。
そして、そんな方法によって抜け毛がなくなってフッサフサになったとしたら、この本の根本であるハゲてる人が優秀である論が揺らぐわけですから、訳が分からなくなるのです。
さらには、この本を書いた人がフッサフサであるというのがこの本の最大のオチです。
結局、フッサフサの人がハゲてる人をイジって笑う本でした。
運良くボクは全くハゲてないんですが、とっても感じ悪い本でした。
タイトル思いついただけの本だったのかも知れません。
それではまた。
ありがとう!