元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます。
ちょいデキ!
サイボウズという会社の社長さんがお書きになった本でございます。
正直、何をやっておられる会社なのかはあんまり知らないのですが、全く問題なく読めてしまいます。
読みやすくてなおかつタメになる素晴らしい本でございました。
凡人の手口
ちょいデキというのは何かと申しますと、誰でもちょっとデキる人にはなれるものだ、というような意味なのですね。
ザックリいいますといわゆる自己啓発本です。
大抵の自己啓発本の場合、確かにそれができりゃあ、成功するだろうよ、というような、なかなかハードルの高いものであることが多いです。
しかし、この本に書かれている内容は、そこまでハードルが高くはないことばかりです。
著者の青野さん自身がそこまでハードルの高くはないことの積み重ねで、上場企業の社長にまで登りつめてしまったわけですから、勇気が貰えます。
学業優秀であったとか、神童であったとか、そういうことはなくどちらかという全くもって普通の子供であったという青野さんなので共感しやすかったり、共通の思いがあったりします。
お金持ちになりたい、社長になりたい、と子供の頃は思いますが、大人になるとそれがそんなに簡単なもんじゃないことが、嫌というほど思い知る羽目になります。
だがしかし、ほんの少しやり方を変えるだけでそんなに難しいもんでもない、とこの本は思わせてくれるのです。
人それぞれ
成功するにはこうしなければならない、逆に言えばこうしなければ成功はないという風に、自己啓発本を読めば読むほど凝り固まってきます。
人それぞれ顔が違うように、成功への道もまた人それぞれあり、自分にあった方法で目指すべき方向に少しずつ歩いて行けばいいんだ、といろんな例を上げて書かれてあります。
自己啓発本に書かれた成功法則は、確かにその本を書いた人が成功した方法ではあるので、間違いというわけではないのです。
しかしながら、その方法は書いた本人しか通用しない方法なのかもしれないのです。
なので、自分のできること、やれることを一生懸命やる、大きな目標ばかりに目を奪われず、まずすぐに達成できそうな小さな目標から目指す。
という一見遠回りに思えるようなことをやるのが、結局は近道になるということなのです。
もっと若い時に読んでるともっとワクワクしたんだろうけど、50を超えて読むと、ちょっと切なくなります。
時間ないやん、と。
勉強でもなんでも若けりゃ若いうちにしっかりやったほうが良いですが、目標を定めるというのも出来るだけ早いほうが良くて、そうするとそれに向かっていくための行動も早めに出来るというものなので、たくさん時間を使ってたどり着けるということになります。
ちびっこには将来の夢を言わせることがありますが、そんなときじゃあそれに向かって君は何をするんだ?と聞くところまでがセットにしたほうが良いかも、なんて思いました。
どこが普通やねん
終始、青野さんはどこにでもいる普通の子供だった、普通のニイちゃんだったということが書かれています。
だがしかし、大阪大学を出ておられますし、その後松下電工に入社しておられるのですから、少なくともボクよりもずっと優秀な学生さんだったことは間違いありません。
これで普通と言われるとそこそこ惨めな気持ちになります。
偏差値で言えば、かなり上位の方にいる人が自分がまるで普通の子供だと言い切れるところが青野さんの凄いところで、そんな謙虚な人だから成功なされたのね、と思いました。
とはいえ、間違ったことは何一つ書いていない本で、青野さんのことさえ知らなければ、勇気や希望のほうが湧いてくる、ナイスな本でございました。
週末に読むと月曜日やる気が出るんじゃないでしょうか。
それではまた。
ありがとう!