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【読書感想文】 『悟りは3秒あればいい』 小林正観

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回はこちらの本を読みました。

悟りは3秒あればいい

この本、お釈迦様の教えを引用してのお話が多いので、書かれた方はお坊さんかと思っていました。

だがしかし、巻末のプロフィールにはどこにも僧侶とはなく、心理学博士で教育学博士で社会学博士という、凄い博士っぽいです。

前々から悟りについて気になっていたとかは全然ないんですが、近頃精神的に辛いことが多いので悟りを開けたりしたら、ちょっとは楽になれるんじゃなかろうかという気になったのでした。

しかもたった3秒でいいわけですから。

と思って読み始めたのですが、悟れる人にとっては3秒で足りても、なかなか悟れない人にとっては何年かかろうとも悟れないのかもしれないと思わされる結果にあいなりました。

本を読み終えた今、悟れてはおりません。

全てを受け入れろ

一番の肝は全てを受け入れるということでした。

何が起きても「そんなもんさ」と受け入れる。

こだわりや執着を捨てて、全てを飲み込んでしまうこと、それが悟りってもんですという感じです。

間違ってたらごめんなさい。

「こうありたい」とか「こうであってほしい」という気持ちがあるから、そうならないとイライラして、ストレスが貯まる。

だから「こうありたい」とは考えない。

考えないと「不平不満」「愚痴」「泣き言」「悪口」「文句」を言わなくなる。

そうするとストレスがたまらない。

気持ちスッキリ、体調バッチリとなるというわけですな。

頭ではわかるけども、どうにも腑に落ちない。

ただ何となく生きているのが1番良いってことなのか?

執着を捨てることで確かに「苦」はなくなるような気はするけども、逆に楽しいことや嬉しいこともまた感じなくなってしまうじゃないだろうか。

辛いことや悲しいことを知っているから、嬉しいとか楽しいとか思えるんやなかろうか。

ボーッとせよ

さらにはボーッとしなさいとおっしゃります。

何か考えるから辛いんだ、何か考えるから苦しいんだ、だから何も考えることなくボーッとしなさい、と。

生まれた時に決まっている

そして、自分の人生は生まれた時に決っている。

何をどう選択しようともそれは初めから決まりきっていることであると、おっしゃるのです。

頑張らなくていい

さらには頑張る必要すらないともおっしゃるのです。

何かを頑張ってきたわけじゃないので、頑張る必要がないと言われても特にガクッとは来なかったけども、ある程度は頑張らないとどうにもならないこともいっぱいあるじゃないか、と。

本を読んでる大半は、もはや何をしようとも好転はしない、このままダラダラと生きていけばいいじゃないか、それが一番の幸せってもんだよと言われている気がして、大変つらくなってしまいました。

何もせずダラダラした毎日がつらいからこの本を手にしたのに、さらに苦しみがやってくるなんて。

悩みがす〜っと消えるとか、悲しみがさ〜っと消えるとか、心が洗われるような気持ちになるようなことを期待していただけに、読むほどに余計にしんどくなって、ついには腹立たしささえ覚えました。

感謝が足りない

しかしながら、そういう風に感じるのも結局は取り方の問題で、何においても感謝の気持が足りないから、そうなるということなのです。

つらいな〜ってことも、悲しいな〜ってことも、全てありがたいと思えたら、なんだか楽しくなってくるんだそうです。

そして、何に対してもありがたいと思えるようになって、日々を粛々と生きていれば、他人から感謝されるようになり、他人から感謝されると、とっても嬉しいということで、さらに感謝の気持が大きくなるという、楽しいサイクルで回るんだそうです。

感謝が足りないから、悟れないのですね、ボクは。

風俗にたま〜に行ったり、このような本が読めたり、ご飯が食べられたり、当たり前にやれることについて、あまりにも感謝が足りないのではないかと、また思った次第です。

至るところにある当たり前は当たり前ではないと感謝しないといけませんね。

それではまた。

ありがとう!

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