元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読ませていただきました本はこちらでございます。
科学者とあたま
ザックリと内容を紹介いたしますと、頭が良いからと言って良いことばかりでもないし、頭が悪いからといって悪いことばかりじゃないよ、という感じです。
いわゆる頭のいい人は、言わば足の早い旅人のようなものである。
人より先に人のまだ行かない所へ行き着くこともできる代わりに、途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを見落とす恐れがある。頭の悪い人足ののろい人がずっとあとからおくれて来てわけもなくそのだいじな宝物を拾って行く場面がある。
というようなことが最初のほうに書いてあります。
頭が良いのと悪いのとどっちがいいんだか悪いんだかよくわからなくなりました。
どちらかといえば頭の悪いほう
ボクは覚えの悪いほうでして大して難しくもないはずのとある資格の試験もさっぱり合格しませんでした。
仕事のことも他の人がスッと覚えられることが全然覚えられなかったりします。
なので、そんなボクは少し救われたような気になりました。
歩みが遅いなら遅いなりの景色を堪能すりゃ良いじゃないかと。
ずっと頭がもっと良くならんかな〜と思っていたんですが、これを読んで今の程度でも良いかなと思えてきます。
肝心なのはいかに真摯に物事に当たれるかで、いい加減な気持ちでやっていては頭が良かったとしても活かされないということです。
自分のことが頭の悪い人間だとわかっていれば初めから手を抜くようなことは考えないで済みますから、そういう意味でも頭の悪いことを理解しているというのは良いことかと思います。
ただ、自分を頭が悪いと理解している人をボクは頭が悪い人だとは考えませんので、ボクは実は頭がいいんじゃないかと思えてきたりもするのです。
読みやすい
文体というのか言葉の使い方や言葉そのものが古いので、取っ付きにくいところがあるかもしれませんが、比較的ひらがな多かったんで小学生も高学年だと余裕で読めると思います。
しかもスゴく短いので落ち着きのない子でも大丈夫ではないでしょうか。
この本を紹介していた方も子供の頃に読んだということでしたが、これなら確かに子供の頃に読めるし、面白がれると思います。
むしろ、子供の時にこれを読んでいたら学校の勉強に対する姿勢とかも変わったかもしれないな〜と思いました。
もっとこの著者である寺田寅彦さんの本を読みたくなりました。
それではまた。
ありがとう!