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【読書感想文】『読書の技法』佐藤優

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読みました本はこちらでございます。

読書の技法

読書にもテクニックがあるということがこのタイトルから感じまして、その技術とはどんなものであるかを知りたくて、この本を購入した次第です。

ボクは30歳になるまでほとんど本を読んでませんでしたので、技術的なものは子供の頃から本に親しんでおられた方に比べると、劣ると考えております。

それゆえに、技術の話にはとっても興味が出てしまうのです。

実行あるのみ

そこそこ本は読んできたのですが、本で読んだことがイマイチ活かされていないように感じています。

なぜ本で得た知識が活かされていないのか。

それはもう単純なことで、本に書かれていることを実行しないからです。

こりゃ凄いとか、タメになるとか思っても、そこで終わってしまうのです。

感激して終わるのです。

未だ実行していないということは、瞬間的に感動していただけで、もしかしたら凄いととかタメになるとは、ボク自身思ってなかったのでしょう。

凄い本を読んだ、タメになる本を読んだ、その事実が欲しいだけだったのです。

だから、読書のテクニックを学ぶに当たって、1つくらいは実行しなくては、と思いながら読んでおりました。

この一冊でお悩み解決

本屋さんでこの本を見つけた時、著者である佐藤さんの眼光の鋭さにビビりまして、ボクは後退りして、読むのを一旦諦めました。

しかし、なぜか気になって、売り場に戻ってきて、タイトルをよく見てみると「知識が身につく」と「速読術」という言葉を発見したのです。

読書におけるボクの悩みの1つは、上に書いたように実行しないことでせっかくの読書が活かされていないことでした。

実はもう一つ、読書に関して悩んでいることがありまして、それはせっかく読んだ内容をスカッと忘れてしまうことです。

そもそも実行さえすればそれを忘れたりはしないのでしょうけどね。

まだ記憶の残っているうちに実行してしまえば良いのですが、実行を後回しにしてしまい、そのうち忘れてしまうのです。

「知識が身につく」方法がここに記されているのなら、今、この本を読むにいいタイミングだと思ったのです。

さらにもう一つ。

ボクが読書で悩んでいたのは、読むのがえらく遅いことです。

そうこうしているうちに次に読みたい本が現れて、そっちが気になって少し読んで、また別の本が気になって読んで、どれもが中途までしか読んでないうちに忘れてしまい、再び最初から読む羽目になるということが起こるのです。

だから、読み切るのにえらく時間がかかってしまいます。

※毎日のように読書感想文をアップしていますが、これは昔に書いたものに加筆修正を加えているだけなので、読むのが速いわけではないのです。

「速読術」がここに記されているのなら、これもまた、読むのにいいタイミングだと思えたのです。

技法の習得

技法の話です。

「知識が身につく」方法というのは「書いて覚える」ということでした。

本を読んだだけでは頭に入らないということです。

また「速読術」はまず基礎知識がないとできないということでした。

だから、速読ができる人も全く知らない知識ばかりの本は速読できないということなのです。

つまり技法の習得というのはそんなに甘いものではないし、ある程度時間がかかるということなのです。

とはいえ、これらの技法は、これまでに読んだ読書術関連書籍にてすでに読んだことのある内容でして、目新しさはありません。

そして、自分に身についていないからこそ、またこのような書籍を読んでしまっていることで反省しています。

でも、実に丁寧に書かれていて、これまでの読んだ本よりもずっとわかりやすかったです。

熟読は3回

基本、本というのは3回読むもんなんだそうです。

最初に「これは!」と思ったところに線引いたり付箋はったりしながら読みます。

2回目はその線を引いたところをノートに書き写して、書き写したところに関する自分の考えやら思いを書いて、読書ノートを作ります。

そして3回目で目次で本の流れをしっかり頭に入れて、結論部分を3回読むんだそうです。

これだけしてもすぐにはその知識が自分のものにはなっていないそうで、著者の佐藤さんで半年くらいたってから、ここで獲得した知識が身になっているそうです。

そう知識には熟成期間がいるのです。

ここまでが「熟読」の方法で、「熟読」をする本を選ぶのに「速読」をするのです。

選書のための速読

「速読」はさっぱりわからない分野では絶対にできないと、佐藤さんは仰っておられます。

すでに十分な知識がある分野か、熟読法によって付け焼刃でも一応の基礎知識を持っている分野以外の本を速読しても、得られる成果はほとんどない。知らない分野の本は超速読も速度もできないというのは、速読法の大原則だ。

ということです。

確かに知識があるとかなりの速さで読めるな〜というのは、ボク自身も経験があります。

かつて大学生の頃、プロレスに夢中でありまして、毎週『週刊プロレス』を購読しておりました。

写真もいっぱい掲載されてはいるのですが、当時は活字プロレスと呼ばれていて、活字もいっぱい書いてありました。

若い頃はサッパリ本を読んでいなかったのですが、この雑誌はあっという間に読めました。

プロレスの知識が頭にしっかり入っていたからだと、今になって思います。

知りたいことを頭にいれるために本を読むわけですが、まるっきり知らないことは速くは読めない、つまりボクが速く読めないのは、知らないことが多すぎるということになるのです。

じっくりと知識を積み上げていくしかありません。

ただ、おっさんですのでそんなに時間がたっぷりあるわけではありませんから、読んだほうがいい本と読まなくてもいい本をきっちり選別しないと時間の無駄になります。

そのためにサラッと速読して、熟読すべき本を選定することが大事になってきます。

とにかく読書ノートは作って、これから知識を積み上げていきます。

そうするとどんどん知識が身について、読むスピードも早くなるんだろうから、一石二鳥ですね。

いい本でした。

それではまた。

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