元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回はこちらの映画を観てまいりました。
この作品はU-NEXT、hulu
でも観ることができます。
狐狼の血 LEVEL2
前作『狐狼の血』が大変楽しめましたので、
続編が作られると知った時は是非とも劇場で観たいものだと考えていました。
そこで実際行ったわけですが、劇場に行くほどでもなかったと、今は思っています。
1とは違う映画でレベルは下がっていた
『LEVEL2』という言葉が後ろについているのは、前作を超えた面白さを備えた続編ということを期待させます。
ただの続きではなく、期待する面白さを確実にレベルアップしていますと、制作サイドが自信を持っているということでしょう。
ところが同じ名前のキャラクターが出てきても、舞台が同じ場所であっても、続編とすら思えないテイストの違いを感じてしまいました。
かつて通い詰めたラーメン屋に入って、以前と同じラーメンを注文したら、味が全然違う。
作っている人も変わっていない。
でも、違う。
よくよく調べてみれば、どうも食材の仕入れ先が変わっていた。
そんな感じなのです。
しかも味が変わっても、これはこれで美味しいのならば良いのですが、残念ながら以前よりは味が落ちているのです。
前作の良さがまるで消えて無くなっていたように感じました。
それを言葉にするのは難しいのですが、最近のVシネマとかで観るヤクザ映画とは違う、昔のヤクザ映画の匂いがなくなってしまっていたのです。
※最近のヤクザものも決して嫌いなわけではありません。
そこが『狐狼の血』でボクが最も惹かれたところなのに、それがないのですから、楽しめないのは致し方無しです。
製作者の意図と噛み合わなかったんでしょうね。
上林は普通のヤクザ
この映画の売りのひとつに、悪役の上林というキャラクターの凶暴性があります。
まるでこれまでのどのヤクザ映画に出てきたキャラクターよりも凶暴で残酷で、仁義もクソもないかのように宣伝されていました。
だから、主人公の日岡が時を経て、前作の主人公の大上を超えるような刑事に成長して、そのムチャクチャな上林と対峙するところを楽しみにしていました。
ところが、上林はそれほどムチャクチャじゃないのです。
確かに残酷なところはありましたが、ボクは普通のヤクザに思えたのです。
最近のVシネマに出てくるヤクザと何が違うのかわかりません。
上林の行動理由は実に単純で、親分が殺されたから仇を討つ、ひどい目に合わされた警察官の家族に仕返しに行く、と実にヤクザらしいヤクザだと思ったのです。
確かに鈴木亮平さんは見事に演じておられますが、前評判ほどのムチャクチャさはまるっきり感じませんでした。
ムチャクチャなことはしますが、ちゃんと仁義を貫いていると思えました。
そして主人公の日岡もまた、風貌が変わっただけで大上ほどの刑事には成長していないように見えたのです。
普通のヤクザと普通の刑事の対決がなんで面白くなるの?となってしまったのでした。
筧美和子である理由がわからない
最後はどうでもいい話です。
映画始まってすぐに、上林に筧美和子さんが演じる女性が襲われるんです。
ヤクザにムチャクチャされるのに、なんでおっぱいひとつ出ないのか?
筧さんは、おっぱいが売りではないのか。
いや、脱げないのならキャスティングしたらダメでしょう。
同じように上林にムチャクチャされる組長の奥様?はおっぱい放り出しているのに。
最初のこのシーンで、この映画に対する熱量が、ボクの求めているレベルではないと感じてしまったのも、この映画が楽しめなくなってしまった理由かもしれません。
暴力とエロはセットだと考えています。
それではまた。
ありがとう!