元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回はこちらの本を読みました。
本は10冊同時に読め!
無茶を言う本だな、というのがタイトルを見ての第1印象です。
1冊もなかなか読めないのに、10冊て。
ということで、どんな内容なんでしょうね。
吐きそうになる
40代以降になってから読みますとその衝撃度に吐きそうになります。
さて、40代・50代のベテラン社員で働きアリという人はどのような本を読めばいいのか。
そんなものはない。もう手遅れなので、何を読んでもムダである。
本人も、この先出世の見込みもないことぐらいはわかっているだろう。あとは働きアリに徹するか、早期退職してそば打ち教室にかよってソバ屋をはじめるか、選択肢はそれぐらいではないだろうか。
身も蓋もない言い草に、完全に心を砕かれます。
ボクは52歳にして働きアリです。
手遅れです。
言われなくても、書いてある通りわかってます。
しかしながら、ハッキリとガツンと書かれてしまいますとやっぱりキツいです。
でも、これを読んで一番キツいのはソバ屋さんじゃないでしょうか。
ソバ屋なんて退職後の趣味の延長でやれるものだと、おっしゃっているわけですからね。
ソバ屋さんもそんなに甘くないと思うんですがね。
厳しい物言いで、この本を読んでしまったボクを含めた手遅れのものたちに対して、奮起を促しているというふうに解釈して、頑張って最期まで読み切りました。
この吐きそうになったところは後半に出てくるので、前半は普通に読めました。
ひらめきを得る読書
これからは大体のことはコンピュータにとって代わられますから、コンピュータでは出来ないことが出来るようになっていないと、その人は不要ってことになります。
そこで、コンピュータが出来ないことといえばクリエイティブなこと、アイデアを出すというか、提案とか、ま、そういうようなことです。
じゃあ、どのようにアイデアが出るようにするかというと、膨大なるインプットが必要なのです。
そして多ジャンルの情報が必要なのです。
脳にもいろんな部署がありまして、入ってくる情報によってイキイキする場所が違うのだそうです。
なので同時に10冊、いずれも違うジャンルのを本を読むと、脳の色んな所が刺激されるわけです。
これを何回も何回も繰り返して脳に情報を流しこむことで、ある時、パッとひらめくとそういうようなことらしいです。
新しいアイデアというのは、な〜んにもないところからポッと何か出てくるわけじゃなく、頭の中にある情報をつないだり、混ぜたり、アレンジの仕方を変えることで生まれるんですね。
アイデアはよく、豆電球がパッと頭の上に点いたような感じでひらめくような気がしますが、ひらめくにはいろんな情報が頭にまず入ってないとひらめきたくともひらめかないのです。
このひらめきこそ、コンピュータには到底マネの出来ないことなのです。
これが今、出来ない人はしんどい、というわけなのです。
いついらない人認定されてもおかしくないのです。
若い人の読む本
著者の成毛さんが35歳でマイクロソフトの社長になれたのは、ひとえにこの読書法のおかげであるといっておられます。
35歳で社長になりたかったら本を読んどけという話です。
だから、この本を手に取るのは30代が限界なのです。
「知的生きかた文庫」をオッサンになって読むなよって話ですね。
かの孔子は
「子曰(のたま)わく、吾十有五(じゅうゆうご)にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳従(したが)う、七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず」
とおっしゃっております。
これはわかりやすくすると
「先生がいわれた。わたしは15歳で学問に志し(志学 しがく)、30になって独立した立場を持ち(而立 じりつ)、40になってあれこれと迷わず(不惑 ふわく)、50になって天命をわきまえ(知名 ちめい)、60になってひとのことばがすなおに聞かれ(耳順 じじゅん)、70になると思うままにふるまって道をはずれないようになった(従心 じゅうしん)」
となります。
30になって独立した立場になってないといけないわけですから、52歳で読んでも時既に遅しです。
ボクの好きなX.Y.Z.→Aというバンドの曲に「Never too late」という曲があります。
※このアルバムに収録されています。
成毛さんはもう何をやっても手遅れだってなことを仰っておりますが、一方でX.Y.Z.→Aは遅すぎるなんてことはないと勇気をくれてます。
だからボクはこれからも読書を続けます。
10冊は同時には読めないかもしれませんが、実は4冊ぐらいは同時に読んでおりまして、常に頭が混乱してます。
※10冊読まないと話にならないのかも知れませんが。
60で人の言葉が素直に聞けるようになるために、少しでも勉強しておこうと思います。
それではまた。
ありがとう!