好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

【読書感想文】『小説 仮面ライダー響鬼』きだつよし

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読んだ本はこちらでございます。

小説 仮面ライダー響鬼

小説はあまり読まないのですが、仮面ライダーの中で一番好きな『仮面ライダー響鬼』が小説になったら、これは読まずに居れません。

前半の『響鬼』が好きだったボクにとってどんな物語に見えるのでしょうか。

悩みながら小説購入

この本を買う前に、こちらのサイトで、大まかな内容を知りました。

『小説 仮面ライダー響鬼』 5月23日発売!/表紙画像&内容:血車党殲滅を目論む【変身忍者嵐】との出会いと過酷な戦い! – 特撮情報局LadyEve

ご存知の方も多いと思いますが、『仮面ライダー響鬼』という物語は第29話までの世界と第30話以降の世界が全く別になっております。

仮面ライダー響鬼 – Wikipedia

路線を変更せざるを得ない事情ができたから、変更したのでしょう。

だから第30話以降の制作に携わった人には何の落ち度もない、むしろ第29話までを制作してた人がやらかしたからこうなったのに、ボクはこれ(第30話以降)を『響鬼』と呼ぶのはしんどい、なんて思ってしまった『響鬼』ファンなのです。

この小説の内容は、どうにも第30話以降風味に思えて心配になりました。

それはボクが求めている『響鬼』の物語とは違うからです。

しかしながら、この小説を書いているのは、第29話までの脚本を担当していたきだつよしさんなので、第29話までの世界観で書いているのかも知れないという希望も少しはある。

きだつよし – Wikipedia

『仮面ライダー響鬼』放映当時の思い出として「『響鬼』の仕事は、プロデューサー(高寺重徳)の意向をただただ清書させられ自分のカラーをほとんど出せなかったという思いが強く、正直なところあまり楽しい思い出ではない」とブログで語っている

でも、きださんはこんなことを語っているようですし、う〜ん、どうだろう?

と、少し悩みはしましたが、やっぱり買わずに居れなかったのです。

第30話以降の世界

結果、ストーリーは第30話以降の世界でした。

響鬼が主人公でありながら、大半は変身忍者嵐が主人公のように描かれているし、そもそも舞台が江戸時代ですから、バイクに一切乗りません。

「ライダー」なんだから、せめて馬にくらいは乗るのかなと思いましたがそれもありません。

ま、ヒビキさんはそもそもバイク運転が苦手でしたし、移動はほどんど車でしたが・・・。 

また戦いの時に魔化魍の上に乗って、清めの音を打ち鳴らすというのが、響鬼のスタンダードな攻撃方法なんですが、そんな描写もありません。

敵の上に乗って攻撃するから「ライダー」ってことに無理やりしたいところなのに、ないのです。

タイトルだけが『仮面ライダー響鬼』となっている、全く別のお話に仕上がっておりました。

それでも、小説として楽しいな~と思えたら良かったんですが、残念ながらそういうこともなく、全く盛り上がりのないまま、物語は収束してしまいました。

第30話以降を見たときよりもガッカリさせられてしまいました。

『響鬼』ではなく『変身忍者嵐』

ボクが知っている響鬼とは違う戦い方をしたり、鬼とその仲間たちの総称である「猛士」出てこなかったり、そしてボク自身が『変身忍者嵐』のことをほぼ知らなかったりして、物語に入り込めませんでした。

しっかり『変身忍者嵐』の説明がなされていれば、もう少しは楽しめたのかも知れませんが、そういうこともなく、ちょっと不親切に思いました。

元々の『響鬼』の世界を知っている人がナゼこんな『響鬼』を書いたのか。

なぜこの話を小説にして発売したのか。

さっぱりわかりません。

これなら『変身忍者嵐』の小説として出せば良かったんじゃないでしょうか。

別に響鬼がいなくてもストーリーは成り立ちますし、響鬼を出すために無理やり、吉野とか魔化魍とか響鬼ワードを出してるだけに思えました。

挿絵がなかったのも寂しかったです。

ないほうが自由に想像できていいのかもしれませんが、ボク的にはあったほうがもっとキャラクターが活き活きと動いていることを想像できたのにな~と思いました。

少々残念な小説でした。

誰か第29話までの『響鬼』の世界で、小説を出してくれないかな〜。

いやいや、映像が良いです。

世界観を踏襲してくれるなら、キャストを全替えしてもいいし、かなりの時間が過ぎているわけですから、代替わりしてまた新たな『響鬼』でも良い(明日夢くんが響鬼を受け継ぐストーリーだとなおよし)し、場所を関東ではない場所にしてタイトルは『響鬼』だけど響鬼じゃない鬼が活躍する話でもいいので、作って欲しいです。

『仮面ライダージオウ』がそれにあたるのかも知れませんが、

桐矢京介という第30話以降の世界の象徴的キャラクターが出てきた時点で、ボク的には正当な響鬼の続編という風に受け取れない部分があります。

いろいろあるのでしょうけど、いつか実現して欲しいです。

小説の感想から、響鬼の愚痴に変わってしまいました。

すみません。

それではまた。

ありがとう!

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