元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回読みました本はこちらでございます。
夏の個人教授
官能小説です。
脳の老化に抗うために、必死になって読んでおります。
表現が通り一遍
本作の表現は、通り一遍でした。
こういう作品は様々な女性との営みが描かれることで、あらゆる男性の興味を引く構成になっているのが普通だと思います。
しかしながら、この本作は女性の肉体の肉感を表すのに「ゴムマリ」、下着のデザインは全て「クロッチ」にて表現されており、早々につまらなく感じてしまいました。
また「ゴムマリ」と言われましても、ボクはなんとかわかりますけど、どれほどすぐにピンとくる人がいるものなんでしょうか。
まだ、売ってはあるんですね、鞠。
「クロッチ」ですが、知らなくて調べました。
クロッチ (くろっち)とは【ピクシブ百科事典】 – pixiv
女性用の下着に縫い付けられているガーゼのような布の事でズボン、及びパンツ(ショーツ)の股間にある、布地が二重に縫い合わせられた部分のことを指す。
股布(またぬの)とも呼ばれる。
女性の下着に興奮を覚える人には何度出てきても良いものなのかも知れませんが、ボクはそういうのがないので、また出てきたわ〜という感じになってしまいました。
結局のところ、やることは同じなので、偏りが出てしまうのはある程度仕方がないことなのかも知れませんが、物が同じものであっても違う表現を使うことで、映像がないものですから、想像を掻き立てるってもんじゃないのでしょうか。
子供だけの世界に息づく「大人」の気配
物語の登場人物は子供(少女)が中心ですが、その言動や心理描写には、大人のような成熟した視点が感じられます。
これはつまり、大人びた子供を表現しようとしていたのではないかと思います。
しかしながら、ボクには子供のコスプレをした大人にしか思えませんでした。
少女とそういうことをしてはいけませんので、背徳感を刺激して興奮を加速させるための演出だと思います。
でも、そもそもボクにはそういう趣味がないので、あまり意味がないのですが、
※だったら、この手の作品を選ぶなよというツッコミはありがたく頂戴します。
どう読んでも相手が大人の女性にしか思えないので、そういう趣味のある方にも届かないのではないかと思いました。
映像だったら伝わるんでしょうけど、この文章では厳しいです。
「熱にうなされる」は誤用ではないか?
本作を読んでいると、まるで夏の熱気に包まれ、「熱にうなされる」ような感覚を覚えると表現されることがありますが、実際には「熱に浮かされる」が正しい日本語です。
「うなされる」は悪夢や恐怖に対して使われる言葉であり、熱によってぼんやりとした状態を指す場合には適切ではありません。
文学作品において、言葉の選び方は作品の質を左右する重要な要素です。
誤用がそのまま流通することは避けるべきであり、読者としても正しい日本語を意識する必要があると感じました。
この本は編集者の校正を通ってないのでしょうか。
ちゃんと出版社で発行されたものなのに、ボクのブログみたいなことが起こってはダメですね。
年齢もあるのかも知れませんが、何かひっかかってしまうと、エロの世界に没頭できないので、興奮がかなり削がれてしまいます。
ゆえに、官能小説はSFよりもしっかりと伝わる表現で、正しい日本語で書かれてなければならないものだな〜と思った次第です。
それではまた。
ありがとう!
