元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回はこちらの映画を観ました。
※以下のサブスクでも観ることが出来るそうです。
ヴァイブレータ
2023年の大河ドラマ『どうする家康』をこの1年観てました。
そこにはこの映画に主演しているお二人が出ておりまして、ずいぶんと時が流れたな〜と思った次第です。
寺島しのぶさんが好き
なぜだろう。
ボクはこの映画を観るまで寺島しのぶさんのことが好きであることを認めたくなかったのです。
本来は豊満な、いや豊満過ぎるくらいの女性が好きなボクにとって寺島さんはあまりにスレンダーだからです。
ボクが知っているボクではない部分を認めたくなかったのかも知れません。
寺島しのぶさんが脱ぐ映画はもちろんのこと、脱がない映画やドラマだって観たくなるくせに、寺島しのぶさんを好きな自分を認めたくないと思っている節がずっとありました。
女性のことはエロ目線でしか観ない男なのに、ヤりたいかヤりたくないかだけを区別している男なのに、寺島さんはそういう感覚で好きではないのです。
外見は美しいし、頭も良さそうだし、しかもプロレスがお好きだと聞くともう好きにならない要素はないわけです。
それなのに、なぜか好きであることを認めたくない自分がいたのです。
なぜだろう。
そしてこの映画を見て、ついに寺島しのぶさんが好きだと認めました。
さて、それは恋なんだろうか。
愛なんだろうか。
姉に甘えたい
この映画もまた寺島さんはガッツリ脱いでいるのですが、その美しさにエロい気持ちが薄れていきました。
あまりに整った裸はエロい気持ちを薄めていくものです。
※この傾向はボクだけの特殊なものかも知れません。
裸見たさに映画を観始めたはずなのにエロがどんどん消えていくのです。
ボクには妹はいますが、兄、姉はいません。
妹がいるのだからしっかりしなければいけないと、子供の頃はずっと思っていました。
母親に甘えたいという時だって、妹がいるので出来ませんでした。
だから、もしも自分に姉でもいたら甘えていたのかもしれない、という思いが心の奥底にあったようです。
つまり寺島さんが自分の姉だったらいいなという感覚が「好き」になっていたのです。
裸見たさに観だした映画なのに、それが整いすぎた美しい裸だからというのもあるけども、こんな姉がいたら良いのにという思いが、エロい気持ちを薄めていったのでした。
こんなお姉さんに手を引かれてプロレス会場に行きたかったな〜と思っちゃいました。
トラック運転手への憧れ
ボクの父親は以前トラックの運転手をしていました。
幼い頃、父親のトラックに一度だけ乗せてもらったことがありましたが、それはものすごく居心地が良くて楽しくて、自分も大人になったらトラックの運転手になりたいな〜と思っていました。
いつしかトラックに乗りたいという気持ちはなくなってしまい、トラックの免許を取りに行こうとしたこともありません。
それは父親がトラック運転手を辞めたというのもあるのですが、そもそも車にはそんなに興味がなかったというのが大きいです。
この映画は長距離トラックで旅をするロードムービーです。
普通車を見下ろして、町を走る風景はいつか見た懐かしい景色に見えました。
無線でトラック仲間と話したり、道沿いの食堂でご飯を食べたり、日本中を冒険をしてるようで、実に楽しそうに見えました。
こんな楽しそうなことが仕事になるなんて羨ましいとすら思えてきました。
トラック運転手のしんどいところは出て来ませんから、余計にそう思うんでしょうが、子供の頃に感じた憧れが一気に甦ったのでした。
大森南朋さんが演じるトラッカーの男は元やくざで、すこぶる器の大きい男に思えました。
やくざを続けていたら、立派な親分になったんじゃないかと思うくらいの器の大きさを感じました。
そして、きっとこういう兄がいたらよかっただろうな〜とも思えました。
この映画では、姉になってほしい女性と兄になってほしい男性の運転するトラックで旅をしているのです。
エロを目的に見始めたはずなのに、最終的にはずいぶん違う映画を観ることになってしまいました。
いつまでもこの旅を見続けていたいと思いました。
しかし、旅はいずれ終わるんですね。
猛烈に寂しさが襲ってきました。
旅は必ず終わるからこそ、その一瞬一瞬をしっかり味わわなければならないのです。
それにしてもこの主人公の2人はボクからすると奇妙な出会い方をするのですが、あんな出会い方をする男女って本当にいるのかと、最初からずっと引っかかっていました。
映画の中ではひょんなことから出会って、あっという間に深い関係になって、そして割りとすぐに別れるというようなことがそこそこ起きます。
子供の頃からそういう映画の中で起きるテンポの早い男女関係に憧れていたところがあったのですが、ボクの人生では未だ起きることはありません。
いつかあると良いなぁと、そのためにはトラック運転手にならなきゃいけないのかなぁと、少しだけ考えさせられたナイスな映画でした。
それではまた。
ありがとう!