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【読書感想文】『ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか?』細田昌志

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回読んだ本はこちらでございます。

ミュージシャンはなぜ糟糠の妻を捨てるのか?

売れない時期に支えてくれた女性を妻にして、ど〜んと売れたらどえらい美人に乗り換える。

よくある話ではあるのですが、本になるのほどミュージシャンは売れたら妻を捨てているのか、とビックリして購入しました。

ちなみにボクもかつては音楽でご飯を食べようと奮闘していたのですが、ボクの場合は売れなかったので支えてくれた彼女には捨てられてしまいました。

ボクのわずか一例だけですが、売れたら捨てて売れなかったら捨てられるのがミュージシャンなのかも知れませんね。

ということでボクも未だミュージシャンの端くれであるということにしておきます。

冗談はさておき、売れると寄って来る女の人が膨大な数になるから、中には奥さんよりも美しいんじゃないか、気が合うんじゃないか、と思えて、実際そうである人もいるから、そうなっちゃうんじゃないかと思います。

さて、この本ではその理由をどう結論づけているのでしょうか。

糟糠の妻を捨てたミュージシャンは誠実

もしもボクがミュージシャンとしてドカ〜ンと売れていたら、やっぱり糟糠の妻を捨てていたのだろうか?と考えました。

ボクはたぶん「捨てない」でしょう。

売れてるからこそ、お金をバンバン稼いでいるからこそ、女性がワンサカ寄ってくるんであって、1人の人間として愛してくれているとは到底思えないような気がするからです。

でも、スケベーですから風俗とAVだけはご勘弁願いたいです。

素人さんとの浮気はあることないこと暴露されそうなんでしませんが。 

だから、捨てません。

捨てられることはあるでしょうけどね。

巻末の精神科医の香山リカさんと著者さんの対談の中で、糟糠の妻を捨てたミュージシャンたちは、誠実であるというような話が出てくるのですが、ボクもそう思います。

そういう関係になっちゃった場合、女性のほうはヨソの亭主を奪ってやろうという気持ちじゃなくて、たまたま好きになっちゃった人がヨソの亭主だった、相手の子供のことを考えると辛いとか申し訳ないという気持ちになってる人が多いんだそうです。

ところが男性の多くはバレると「遊びでした」、「浮気でした」、「妻に謝りました」、「二度としません」というようなことを言うのです。

真剣に愛していた女性にとってはキツいんじゃないか、と。

糟糠の妻を捨てたミュージシャンは、つまり妻以外の人に本気になっちゃったから別れて、浮気相手(本気なわけだからこの表現は変なんですが)とちゃんと結婚するというとっても真面目な方だというわけです。

純粋なんですね。

ということは、ボクが不純なんですね。

やや懐かしい話になりますが、ミュージシャンの浮気といえば『ゲスの極み乙女。』の川谷絵音さんを思い出します。

彼もまたベッキーさんといい関係になった時には、タイミングが最悪ではあるけども、離婚を切り出しています。

タイミングが最低だけども、キチンと離婚して次の人にスイッチしようとしているのです。

美人のハーフタレントが寄ってきたから遊んだれ〜って感じではなく、本気で好きになっちゃったのかな〜と思わせます。

多くの男が性欲に突き動かされているだけなのに対して、糟糠の妻を捨てたミュージシャンはちゃんと心が動いているのです。

と捉えると、実に誠実な対応です。

浮ついた感じがありません。

そういう風に考えたことなかったので、実に新鮮でした。

全ては想像である!

この本には5人のミュージシャンについて書かれています。

GLAYのTERUさん、

布袋寅泰さん、

Mr.Childrenの桜井和寿さん、

小室哲哉さん、

矢沢永吉さんです。

ちなみにGLAYと矢沢さんの音楽はほとんど聴いたことがありませんのでよく知りませんが、その他の方はアルバムを持ってます。

ファンってほどでもないんですが、やっぱりミュージシャンとしては偉大な方々です。

この本では、彼らがどういった経緯で最初の奥さんと結婚して、どういう経緯で次の奥さんに出会ったのかというのを本人に一切取材することなく、本人のインタビューやら本人の書いた本などから情報を集めて、書かれてあります。

つまり、結論は全て想像です。

それぞれのミュージシャンについてのまとめは「ここからは筆者の推論となる」で始まります。

名前出しといてそりゃねえだろと、モヤモヤして、どうにもオチのパンチ力が欠けるのです。

せめて本人に近い人にアプローチして取材したとかあれば良いんですが、そういうのもないのです。

ネットでチャチャッと調べてブログ書いてるのと大して違わんやないかい、と思ってしまいました。

ここでこの本の価値がガクッと下がった気がします。

元サムライTVのキャスターだった方が著者さん

これを書いたのが井上公造さんのような芸能リポーターの方だったら、いっぱい取材してそうだから、この本ほどモヤモヤもしなかったのかも知れませんが、そうではなく、こういう方でした。

細田昌志

サムライTVでキャスターをやっていた放送作家の方なのです。

巻末に香山リカさんとの対談の中でプロレスの話題がほんのり入ってますが、そういうことだったのですね。

サムライTVは存在こそ知っているものの一度も観たことがないので、この方の名前も顔も存じ上げませんでした。

思わぬところでプロレスの話題を目にして、なかなかプロレスもメジャーになってきたものだな〜と思っちゃいました。

証言・「1988年の新生UWF」(前篇)

こんなインタビューもしておられるので、かなりプロレスにはお詳しい様子。

ぜひ次作はプロレスについて書いて欲しいですね。

プロレスに関してはガッツリ取材できそうですし。

それから大体のことはハッキリしないのでモヤモヤさせる本ですが、この著者さんが中村アンさんがとにかく好きなんだなということだけはハッキリしてます。

だから、どうしたって感じですがね。

どうせなら、中村アン愛を熱く書き綴ったほうが良かったんじゃないですかね。

それではまた。

ありがとう!

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