元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回はこちらの本を読みました。
フェルマーの最終定理
そんなにたくさんの数学関連の本を読んだわけではありませんが、とりわけこれは抜群の面白さでした。
何かの雑誌の書評だったか、オススメ本だったかでこの本を発見しました。
他にも面白そうだと思ったのはあったんですが、これはなぜか今すぐ買わねばならない、いや買うべきだと思ってその場ですぐにAmazonでポチりました。
実はこれが文庫とは思ってませんで、ウチに届いた時はちっせえ本だな〜と思ってしまいましたが、すんごく分厚いのでこりゃヤバいな〜とビビりました。
本を読むのは好きではあるんですけど、やっぱり本が嫌いだった期間が長かったせいか、分厚い本にはちょっと恐怖心みたいなものがくっついてきます。
しかも、数学関連の本ですからヘタすると頭がグチャグチャにされてしまうかもしれないという恐怖もまたあるわけです。
ややこしい話もわかりやすくなっている
ところが、読みだしてみるとず〜っとワクワクの連続なんです。
すぐに「これムチャクチャおもろいな〜」と思えて止まりませんでした。
一気に読み終えましたと言いたいところなんですが、さすがに一気には読めませんでしたけども、比較的早くに読めてしまいました。
そもそも数学が嫌いだった人はこの本に手を出さないとは思いますが、そこそこ好きだったボクでも、この中に出てくる数式やら定理やら、そのほとんどが何のこっちゃわからんものばかりでした。
正直、聞いたことすらないのもたっぷり出てきました。
※ボクがアホであるということは横に置いておいてください。
数学的な知識がないと楽しめなさそうですが、不思議なことにこれはそういう知識がほぼなくても、ほぼ問題なく楽しめる書き方がなされています。
数学よくわからなくても面白がれてしまうのは文章力が桁違いにスゴいんでしょう。
なので、学生時代数学がさっぱりだったという方もぜひ読んでみて欲しいです。
人類と数学との戦い
人類とフェルマーの戦いというのか、いや人類と数学との戦いというのかな、壮大なスペクタクルロマンです。
スター・ウォーズと思わせる壮大な戦いが描かれていたように思いました。
ドンパチやっていないのにこんなにワクワクさせられるとは驚きです。
次々と天才と言われる男たちがフェルマーの最終定理に立ち向かってゆく姿を見事に描いています。
男の子なら、間違いなく好きな内容です。
翻訳が絶妙
そして、もう一つ驚いたのが、これが訳書であるというところです。
そもそも外国の方が書いた本ですから、当たり前ですが日本語に翻訳された本なわけです。
翻訳された本というのはどうにも文章が面倒くさいというか、ムダな言い回しがやたらに多いというか、何が言いたいのかよくわからない感じのものが、個人的には多いな〜って気がしましてました。
英語で読めると実はもっとわかりやすく書いてあるんじゃないかな〜と疑いたくなるものもありました。
でも、この本はそういう翻訳本特有の面倒臭さがぜんぜんありませんでした。
これもスルスル読めてしまった理由かな〜と思います。
数学が好きな人はもちろん、そうでない人もきっと楽しめる本です。
フェルマーの最終定理がどうしたこうしたなんて、口から出てくると頭が良くなったような気分にもなれます。
最高です。
本当に面白い本でした。
それではまた。
ありがとう!