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【映画レビュー】『オープン・マリッジ ある夫婦のカタチ』

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回観ました映画はこちらでございます。

オープン・マリッジ ある夫婦のカタチ

なぜかNetflixにこの映画がおすすめとなっていたので、エロそうだったということもあって、観てみました。

※現在はNetflixでは観られなくなっています。

オープンマリッジとは、性生活に関しては縛られることなく、いろんな人と愉しめばいいじゃないかということで、お互い公認の浮気をし倒すというものです。

オープンマリッジ – Wikipedia

※ちゃんとした定義はこちらをお読みください。

そもそもはセックスレスになった夫婦の打開策として導入されたものでした。

求めるものが食い違っている

この映画からは夫婦は何が何でもセックスをしなければならない、セックスレスは夫婦関係の破綻であると主張しているようでした。

「しなればならない」という義務になってしまっては、苦しくなるのではないでしょうか。

結婚が窮屈なものに思えてしまいます。

夫婦にはいろんな形があると思うので、ここで提唱するオープンマリッジも夫婦関係が良好になるのなら、それでいいと思うのですが、夫婦関係の悪化が性生活だけにあるように描かれているので、それにはどうもしっくり来ませんでした。

またセックスレスになったのは、そもそも日常での会話などコミュニケーションが取らなくなってしまった、お互いがお互いに関心がなくなってしまった、すでに浮気をしているなど、様々理由があると思います。

よってヨソで性的に満たされたらOKというのは、あまりに短絡的で、そんなアニマルな夫婦のほうが少ないんじゃないかと思います。

スキンシップがあれば、セックスレスであっても問題はないように思います。

手をつないででかけたり、ハグしたり、それだけでも良いんじゃないでしょうか。

セックスレスはお互いに求めるものが食い違っていることが、わかりやすい形で出ただけで、きっと他にも食い違いが生じているはずなので、それを突き止めてすり合わせをしておかないと問題は解決しないです。

妻はただスケベーなだけ

この作品では妻がいくら夜のお誘いを懸けても、夫が疲れを理由に応じないというところから問題が生じます。

実際疲れているのかというとそうではなく、夫は妻がすでに家族になってしまったので、恋愛の対象ではなくなったから、スケベーな気持ちにならなくなったというのです。

家族になってしまえば、もう気を使うことも、思いやることもなくなってしまう人は、そもそも結婚には向いていないと思います。

きっとお互いがお互いを思いやっていない結果です。

しかし、話が進むと妻はただただスケベーなだけにしか思えない展開になります。

夫への愛情や思いやりは、むしろ妻のほうがとうの昔に捨て去っているかのようでした。

とにかく性欲を満たせば、相手は誰でもいいという感じになってました。

逆に夫のほうがヨソの女性とすることにちょっと躊躇してたりします。

この夫婦がセックスレスになったのは、夫が妻が求めているのは自分自身ではなく、下半身だけであることを感じ取って、やる気が失せたのかも知れません。

精神的ダメージは男を不能にしますから。

背徳感や罪悪感が興奮を呼ぶ

この作品は夫婦のあり方について問題定義をしたように見せかけて、ただ「背徳感や罪悪感が興奮を呼ぶ」ということだけを見せたに過ぎないと思いました。

オープンマリッジのことは全く知りませんが、オープンマリッジの本質は性欲云々の話ではなかったと思うので、あまりに薄っぺらく表現してしまったなとガッカリのほうが大きかったです

それに背徳感や罪悪感を求めるというのは、罪を犯すことになったり、誰かを傷つけることに繋がりますので、興奮しなくなった夫婦にこれが効果てき面ですよとするのは、いかがなものかと思ったりもしました。

ボクはそういう特殊なものには全然興味がないので、余計にそう思うんでしょうかね。

また、主人公の奥さんが、ボク的には全然タイプじゃなかったのも、なんとなくこの映画に乗れなかった理由でしょう。

※つまりはエロい気持ちになれなかったということで、夫のほうの気持ちが理解できやすかったのもこういう見解になった理由です。

いずれにしても、夫婦間の問題は似てはいてはぜんぜん違うものだと思いますので、それぞれ個別に対応する必要があると思いますので、これさえやっておけば大丈夫などという単純な解決方法はないなと思わされました。

それではまた。

ありがとう!

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